〇〇〇で暑気払いを!

はじめまして、社員のしろさんです。昔飼っていたハムスターが白色、実家の猫が白色、そして私自身の肌が色白だからこの名前にしました。

 

さて、今月は、19日が「土用の入り」です。

『正月や収穫など、季節の節目を祝う行事は、暮らしの知恵ともいえます。行事に合わせて作られる和菓子には、人々の祈りが込められてきました。(中略)夏の暑い土用に、厄除けの力があるとされる小豆の汁に餅を入れ、病にかからないように祈りを込めて食べました。江戸時代からは、餅を餡でくるんだ今の形になりました。』

(→京都市「京の菓子文化入門」から引用)

 

当店の土用は、あんころ餅を販売します。当店のあんころ餅は、滋賀県産の羽二重米を石臼でつき、その柔らかなお餅を餡で包んでいます。特に粒餡は小豆の風味を感じやすいため、口に入れた瞬間丹波大納言小豆の独特の味わいが広がりお餅の柔らかさが同時に感じられるのでとても美味しいです。普段こし餡派の私もこの時期は粒餡に惹かれます。もちろんこし餡もなめらかな口当たりで美味しいので、どちらも是非ご賞味ください。

 

2024年も残り約半年となりました。上半期の体の疲れや心の疲れが出始める頃かもしれません。

私はそんな時、甘い物を食べて疲れを取ったり良い気分を思い出したりして繰り返し味わうということをします。

とある方のSNSで、「ささやかな幸せを思い出し、『ああ、良かったなあ』と感じ直すことが大切」だと伺いました。

 

11日がめまぐるしく進んでいく昨今だからこそ、一歩立ち止まり日々に感謝をし、病にならないように祈りを込めて自分と対話をするような時間をとってみてはいかがでしょうか。

 

 

その際は、ぜひ当店のあんころ餅をお供にしてくださいね。