「幸せと健やかな成長を願いお祝いする日」

こんにちは。社員のしろさんです。

 

 

寒さも次第と和らぎ いちごが美味しい季節になってきましたね。当店で今個人的にオススメしているのは、ちょっとリッチないちご大福 ホワイトチョコ餡です。国産いちごのフレッシュさにホワイトチョコレートのミルキーさが程よく頬張ると幸せな気持ちになります。バレンタインの時期から販売が始まった限定商品です。ぜひご賞味ください。

さて、33日のひな祭りは女の子の幸せと健やかな成長を願いお祝いする日です。

ひな祭りの雛人形は女の子の厄災を身代わりとして引き受けてもらうために飾るもの。そんな雛人形に対する畏敬の思いを込め、感謝の気持ちを表すためにお供えされた物は何かご存知ですか?!

 

それは 菱餅だそうです。昔は緑と白の2色でしたが、明治以降赤が加えられました。

 

 

特徴的な菱形は菱の実が原形です。固いとげで覆われている菱の実や強い繁殖力のある菱の花などには魔除けと子孫繁栄の力があると考えられました。その力を込めようと菱形になったという説があります。そこで、厄除けや無病息災、子宝を願うひな祭りに食されるようになりました。

また、母子草(ははこぐさ)という草を摘み、草餅にして食べる風習もあったそうで、これは草の匂いが邪気を払うとされ 行われていました。それが時代の流れで江戸時代にかけてよもぎを用いるようになりました。

 

物や情報が溢れている昨今ですが、このようになぜ食べる習慣があるのかを知ることができるのも和菓子の魅力のひとつですね。

 

 

皆様が日々を健康で過ごせるよう、また幸福が訪れますように、ぜひ当店の菱餅やよもぎ団子をお召し上がりください。

最後になりますが、「家でホッとするひとときに、当店の和菓子を召し上がりながら、ほんの少しでも歴史に想いを寄せていただけたら…」そう願って、皆様に文章をしたためてきました。

おかげさまで、私自身もこのブログと共に和菓子の歴史を学ぶことができ成長できました。

 

私のブログ担当は今回が最終回です。今までありがとうございました。